JB23かJB64か?
前回は答えの出ない自問自答をしながら終わっていきました。
さぁ今回、果たして結論は出るのか!?
あ、答えはすでにタイトルにあるし、何回も言ってたか・・・。
結論ありきですが、この結論にを下すまでのあれこれを
お話ししていこうと思います。
楽しい悩み
どっちもイイんですよ、実際。
甲乙つけがたい!
デザインは全く違うけど、それぞれの良さがあるんだよなぁ、
性能はもちろん新型がいいんだろうけど・・・
いやいや旧型だってさ・・・。
むむむ・・・、決めきれない・・・。
でもこんな悩みを持ちながら、色々調べたり考えたりするのって
めちゃくちゃ楽しい時間ですよね。
そんな楽しい時間を味合わせてくれたのもジムニー、
ありがとう!
(早よ決めんかい!!!)
新型JB64・旧型JB23を考える
ここからはそれぞれの型式について、当時どう考えていたかです。
細かいスペック等マニアックな部分は無視して、
本当にただの私個人の主観でのお話しになるので、
異論反論あるでしょうがご容赦ください。
新型JB64
これは単純に一目見てかっこいい!
自分が昔乗っていたJA11のデザインに戻ったような
カクカクの外観。さらにカラーバリエーションも豊富!
私は基本何でも緑が好きなので、ジャングルグリーンがイチ押しでした。
何か軍用車みたいな男臭さもツボでしたね。
そしてフルモデルチェンジ前に噂された、マイルドハイブリット化や
ラダーフレームの廃止といった、ジムニーファンから見ると
「改悪」と言われるような変更もなく、
ジムニー然とした、ガチ4駆スタイルの踏襲。
いいんですよね。
逆に悪いところを見つける方が難しい。
でも、悪い所ないじゃ話になんないので、悪いというか
気になる部分を天邪鬼精神全開で考えてみます。
まず、発売前にしてのあの種異常な盛り上がりと
それに伴う納期問題。
当時1年〜1年半待ちと言われていました。
これは購入のタイミングが決まっている人にはキツい条件でしたね。
そして今もって納期はかなりかかるみたいですね。
・・・待てなかったし、待たないでよかった。
続いては、この異常とも言える人気による飽和感。
最近では初期の注文者に行き渡ってきたのか
なんせよく見る。
1日走ってたら平気で5台くらいとすれ違うんですよ。
なんか・・・いいんですけど、いいんですけど・・・。
特別感無くなっちゃいますよね、こうしょっちゅう見ると。
発売前からこれはすごく気になってたんです。
売れるのはわかってたし、この新型は従来のジムニーファン
だけでなく、良くも悪くも新規のファンの心も掴んでるんだろうなと。
そのうち街にジムニーが溢れて、せっかくの個性が埋もれて
よく見る車になっていく・・・。
ハスラーのそれを思い出しますね、発売当初は、
「おおっ!スズキがいいの出したな〜」と思っていましたが、
その人気が故に、あれよあれよと街に溢れるハスラーの群れ・・・
スズキとしては大成功なんでしょうけど、私個人としては
全く所有欲に駆られない車になってしまいました。
そしてもう1点、その人気ぶりから湧いてきたデザインへの疑問。
カッコいいんですよ、それは揺るぎない。
でも、ネットなどでよく見かける、
「ミニチュアのベンツGクラスみたいでいい!」という評価。
実際、現在ではGクラスや、ローバーにのディフェンダーそっくりになる
カスタムキットなんてもの売れてるみたいです。
ここ、引っかかりませんか?
私だけですかね?
なんか嫌なんです。この「ミニチュア」ってのが。
アイデンティティーの喪失というか。
○○のしょぼい方的な立ち位置というか。
いや、わかってるんですよ、この記事のその②にも書きましたが、
そもそもジムニーって名前自体が、「ジープのミニ」ってことは。
でもジムニーって発売以、独自の進化を辿って、
もはやジムニーはジムニーでありジープのミニからはとうに脱して
孤高の日本の軽4駆の道を進んで行ってると思うんです。
さらにジムニーって、軽のジムニーがあって、
1300CCのジムニーシエラがあるんです。
ジムニーがあって、シエラがある、ここ重要です。
よく対抗馬的に名前の上がる車に、
「パジェロミニ」があります。
もうお分かりですよね?
そうです、パジェロのミニですね。
パジェロがまずあって、パジェロミニなんです。
何だかパジェロが買えないからミニにする的な感じ。
なんか嫌なんですよね・・・。
*個人の感想です。オーナーの方々すみません・・・。
その点ジムニーは、ジムニーがいいからジムニーにする!
ジムニーはジムニーで、それ以上でも以下でもない。
と胸を張っていえます!!実際そうですし。
そんなんことを考えるうちに、JB64を選んでいいのか?
疑問が湧いてきました。
旧型JB23
そしてJB23を一考。
まず見た目。
ジムニーファンからも賛否両論なデザイン。
確かに言いたいことはわかる。
なんか丸くなっちゃってよ、誰もが思う正統派クロカン4駆とは
かけ離れた柔らかいイメージ。
昔の自分もこう思い、ジムニーをしばらく記憶から消していました。
そこから約10年後の再会までは。
10年という歳月は人の感覚を変えるには十分な時間だったのか、
再会した瞬間にはすでに惹かれていました。
丸みを帯びてはいるけれど、ちゃんと力強さも感じられるし、
衝突安全の観点からのマイナーチェンジでボンネットが厚みを増して
フロントもボリューミーに。
これも私好みだった。
そしてJB23の最終型となる10型の特別仕様車ランドベンチャーには、
写真にもある「クールカーキメタリック」というとっても私好みのボディカラーが!
このカラーは個人的にJB64のジャングルグリーンより好きでした。
この車のデザインの良さを一言で表すなら・・・ズバリ!
「ダサかっこいい」
ではないでしょうか。これしっかり褒め言葉ですよ!
JB64のようなストレートなカッコ良さではなく、
じ〜っと見ているうちに徐々に良さを感じてきて、
気がついたらどっぷりハマってるみたいな。
丸みがあるけど力強いっていう、相反する要素が同居しつつも、
最近のSUVにみる、流線型の未来感もなく、どこかレトロな感じすらする。
まさに「ダサかっこいい」の極致!
こうなったらもうJB23が最高にカッコいい車に思えてくるんです。
あと、余談ですけど、昭和生まれの40男はガンダムが好きなんです。
私はその中でもとりわけ「ザク」が好きでした。
ザクって言っても、シャアさんが乗ってる赤くて3倍早いやつじゃなくて、
出てきてはガンダムにバッタバッタと薙ぎ倒されていく緑のやつです。
こいつも「ダサかっこいい」の代表格。
なんかこのザクによく似て見えるんですよ、JB23ランドベンチャーのカーキ色が!
こんなのも判断材料の1部になってたりします(笑)
そして結論
ここまで書き連ねた諸々を踏まえて・・・・・
はい!
『JB23・10型ランドベンチャー クールカーキメタリック(平成30年式)』で!!!
決定です!
やっぱり、「ダサかっこいい」は強かった!
○○っぽい車じゃないのもいい。
ジムニーの歴史では異端なデザインかもしれないけど、
20年の歴史があるってのは、もうこれもちゃんとジムニーなんです。
いや、これこそが何にも似てないジムニーの完成形の1つなんです。
さらに、JB23の度重なるマイナーチェンジを経ての
最終モデルっていう完成されたモノとしての安心感。
そしてもう生産されないっていう枯渇感。
そんなふうに考えるともうこれしかないなって。
こんな書き方するとJB64のアンチみたいですけど、
そんなんじゃないんです。
JB64、いいです、かっこいいし今でも可能なら欲しいですよ。
でも、「今」じゃなくて、「今から」の車なんです。
これからマイナーチェンジがあったり、特別仕様車が出たり。
どんどん良くなりそうな楽しみな車で、その時を見てみたいっていうね。
だから今回は「今」な方を選びました。
もしジムニーが欲しいなっていう方で、新型か旧型が迷うなーって思った時、
この記事が少しでも参考になればと思います。
新型ももちろんいいですけど、旧型もオンリーワンのいい車ですよ!
そして物語は次のステージへ。
次回、第4弾「購入編」へ続きます。